SIMロック解除を義務付けへ。ドコモ・au・SoftBankなどのスマホやガラケーが格安スマホに?

投稿者: | 2014年10月27日

日経新聞が「総務省が携帯電話会社に、2015年5月以降発売の端末についてSIMロック解除を義務化する」との報道がありました。

(日経新聞の記事/有料会員限定)
携帯のSIMロック解除、15年5月から義務化 総務省

SIMロック解除+格安SIMで通信料節約も?

報道によれば、ドコモ・au・SoftBankなどの携帯電話会社から2015年5月以降に発売されるスマホ・ガラケーなどの端末については、利用者からの求めに応じてSIMロックを解除することを義務付けるとのこと。
ただし、端末代金を分割払いしている場合には、残債を支払わないとSIMロックが解除できないことになるようです。
また、転売目的の場合にもSIMロックを解除する義務が無いとされるようですが、これはどのように判断するのかは不明です。おそらく、複数台の購入・契約を短期間で繰り返しているようなケースが転売目的だと判断されるものと思われます。

購入から2年経過した端末は格安スマホに

SIMロック解除が義務付けられても、現状の一般的な販売の仕組み(端末代金分を月々の通信料から24回に分けて割引)は残されるものと思われます。
そのため、24回分の割引を受けていない段階で解約し、格安SIMなどに乗り換えてしまうと、端末代金の実質価格が高く付いてしまいます。

24回分の割引を受け終わった段階で格安SIMに乗り換えて、格安スマホ・格安ケータイとして使うのが、端末代金の負担が最も軽く済むことになりそうです。
現状では同じ端末を2年以上使い続けているユーザーは実質的に損をしているケースが多いのですが、SIMロックを解除して格安SIMに乗り換えるという選択肢が用意されることで、同じ端末を長く使うユーザーの負担額が押さえられます。