日本郵便がMVNO事業への参入を検討していると、時事通信が伝えています。
・日本郵便、格安スマホ参入=来年度にも―収益拡大へ事業多様化
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141129-00000010-jij-bus_all
報道内容によれば、日本郵便が独自ブランドでSIMカードやスマホ端末を提供する事業を、2015年度中にも開始することを検討しているとのこと。
郵便局で格安スマホが買える?
日本郵便は、郵便事業や郵便局運営などを担う、日本郵政のグループ会社。日本郵政は、2015年度の株式上場を目指しています。
日本郵便がMVNO事業に参入すると、郵便局の窓口で格安スマホや格安SIMカードが申し込めるようになるかもしれません。
そうなると、郵便局の利用が多い高齢者や、郵便局しか無いような地方でも、格安スマホが手に入るようになり、ユーザー層が広がりそうです。
全国各地の個人客に広い営業力を持っているので、一気にシェアを奪う可能性もあります。
手紙からメール・LINEへ
日本郵便のメイン事業は、郵便物を配達する郵便事業です。
しかし、電子メールやLINEなどの普及により、郵便の取り扱い数は減少傾向が止まりません。
このままだと郵便事業は縮小するばかりになってしまいます。
そこで、日本郵便がMVNOとして通信事業に参入すれば、メールやLINEのユーザーに対してもサービスが提供できるようになります。
株式上場するにあたって、成長性をアピールするには分かりやすいポイントとなりそうです。