格安スマホから、ドコモ・au・SoftBankが発売するiPhone6/6Plusに、MNP(電話番号そのまま)で乗り換えを検討してみました。
月額料金の安い格安スマホも良いけど、やっぱり最新のiPhoneを使ってみたい・・・
そう考えている人も少なくないようです。
月々の支払額は?
例として、イオンスマホ第2弾から、ドコモのiPhone6(16GB)に、MNPで乗り換えるケースを検討してみます。
イオンスマホ第2弾の月額料金は、本体代金の分割を合わせて月1980円。
これに通話料(30秒20円)がかかります。
これを解約する場合は、本体代金の残額があれば24回目まで月630円を支払うことになります。
これ以外の解約手数料などは発生しません。
ドコモのiPhone6(16GB)を、MNPで購入すると、実質負担額は月々0円となります。
「カケホーダイプラン+データSパック(2GB)」だと、データ通信が月2GB使えて月額6500円。
さらに、最大13ヵ月間は「iPhone ボーナスパケットキャンペーン」が適用されて、データ通信量が1GB追加され、月額6500円で3GBまで使えます。
まとめると、月々の支払額は以下の通りになります。
(MNP乗り換え前)
月額1980円(基本料金1350円+本体代金分割630円)+通話料(30秒20円)
本体代金一括購入済みの場合は月額1350円+通話料(30秒20円)
(ドコモに乗り換え後)
月額7130円(ドコモ基本料金6500円+本体代金分割残債630円)
本体代金完済後、または一括購入済みの場合は月額6500円(ドコモ基本料金のみ)
※「MNP転出手数料」(BIGLOBE)3000円、「契約事務手数料」(ドコモ)3000円が、別途かかります。
※au、SoftBankでiPhone6(16GB)を購入する場合も、負担額はほぼ同じです。
BIGLOBEの解約手続き(イオンスマホとセットで契約した場合は最低利用期間がありませんので、「音声通話サービス契約解除料」はかかりません)
http://support.biglobe.ne.jp/jimu/keiyaku/kaiyaku/lte-kaiyakuchuui.html
電話代が多い場合はドコモが安くなることも
イオンスマホの本体を一括購入していた場合は、月額1350円から月額6500円に、約5倍も高くなります。
ただし、ドコモなどは国内通話が完全定額のため、スマホ・ケータイ・固定電話などへの電話代が追加でかかりません。
イオンスマホでは30秒20円の通話料がかかるため、例えば月60分通話すると2400円、120分通話すると4800円の電話代がかかります。
そのため、1ヵ月に約130分以上通話している場合は、電話代がかからないドコモなどに乗り換えたほうが安くなります。
※イオンスマホで「楽天でんわ」などの格安通話サービスを使うと、電話代が30秒10円となり、1ヵ月に約250分までならイオンスマホのほうがおトクです。
※050番号を使うIP電話サービスや、「LINE電話」のような格安電話アプリを使えば、電話代をさらに節約できます。
有料アプリが引き継げない
イオンスマホはAndroidスマホのため、iPhoneに乗り換えると、これまでに購入した有料アプリをiPhoneで使うことができません。
イオンスマホ本体はそのまま使い続けることもできるので、インストール済みの有料アプリが使えなくなることはありませんが、iPhoneでも使いたい場合はあらためてApp Storeでアプリを購入する必要があります。
※iPhone用アプリが無い場合もあります。
LINEやTwitterなどのアプリのアカウントや、Gmailなどで使うGoogleアカウントは、iPhoneに乗り換えてもそのまま引き継ぐことは可能です。
※BIGLOBEのメールアドレスは使えなくなります。
ドコモ・au・SoftBankだと「格安」では無くなる
格安スマホのイオンスマホから、ドコモ・au・SoftBankのiPhone6にMNPで乗り換えることはできるのですが、基本料金が高くなるため「格安」では無くなってしまいます。
イオンスマホ(第2弾)なら2年間の総支払額が約5万円で済みますが、ドコモなどのiPhone6だと、2年間の総支払額が約16万円に跳ね上がります。
毎月の料金を支払っていけるかどうか、よく考えてから乗り換える必要がありそうですね。